インフルエンザだ!花粉だ!菌活だ!!
何かと”体に良い”といわれるヨーグルト。本当にヨーグルトでインフルエンザにならないの?花粉症が改善するの?という疑問はあるけれど、腸内の調子がよくなり免疫力に好影響はありそうだ。体質改善の1アイテムとして良いことあるはず!
そこで、簡単にヨーグルト自作できる「TANICA ヨーグルティア」を買ってみた。⇒TANICA ヨーグルティアのレビューはこちら
実際に使ってみると、ヨーグルトを作る手順は本当に簡単!今回は色々作ってみた体験レビューです。
R-1ヨーグルトを自作する!
R-1乳酸菌でチャレンジ! インフルエンザの予防に効果があるって噂のやつです。「明治R-1ヨーグルト」と「成分無調整の酪農牛乳」を使いました。(どうせなら「明治おいしい牛乳」にすればよかった…。)
さて、出来上がりは、、、ジャーン! う..美しい。。。
これは大成功ですな。見た目も固さも文句なし。で、味は、普通だ..。全然酸っぱくない。ちょっと苦味が強いかも?あと牛乳のもっさり感が強いかな。(普段は低脂肪乳を飲んでいるので、そう感じるのかも)
ほどよいトロミもあって、かなりデリシャスな出来栄えです。砂糖を入れたら、それはもう「meiji R-1ヨーグルト」のジェネリックですわ。
気になるR-1菌は含まれてるの?
自作ヨーグルトって、ヨーグルトの菌がそのままコピー(増殖)されるわけではないみたい。温度・環境・その他諸々の条件によって、増殖しやすい菌、できない菌があるそうな。
R-1ヨーグルトでは「1073R-1が作り出すEPS(多糖体)」ってのがウリだけど、家庭で作った場合は「商品と同等量のEPS(多糖体)は作れない」ということらしい。(まあ、多少なりとも作れるぞ!って解釈できますね。)⇒参考:明治Q&A お客様のご質問にお答えします
ネバネバねば〜る「カスピ海ヨーグルト」を作る!
ちまたでは”ふなっしー”にインスパイアされたゆるキャラ「ねば〜るくん」が徐々に人気上がってきました。そんな流行りに乗って、ネバりのある「カスピ海ヨーグルト」に挑戦!
カスピ海ヨーグルトはタネ菌が売ってます↓
今回は種菌は使わず「フジッコ カスピ海ヨーグルト」と「タカナシ 北海道さわやか牛乳(成分調整牛乳)」を使いました。
成分無調整がいいのかな?とも思ったけど、基本的に「生乳100%」であれば何でもOK!と思います。(固さやコクが変わるけど)
カスピ海ヨーグルトは発酵温度がちょっと低いので要注意。さて、出来栄えは、、、
見た感じからプルンプルンです。写真だと全く伝わらない。。。かき混ぜると…「重た!」ってくらいモッサリしています。カスピ海ヨーグルトのネバネバ感はバッチリ出来ていますね。
さて味は、、、「うま…?! ニガっ!!!」です。舌触り滑らかでGoodですが、後味がチョー苦い!
ヨーグルトを自作して気づいたが、ヨーグルトって苦味も結構あるんですね。砂糖入りのばっかり食べてたので苦味について考えたこともなかった。でも既成品もよく味わうと苦味がある。新たな発見です。
苦い場合は要注意!
今回は「苦いけどおいしく食べれる」ってレベルでした。でも苦味があまりにもある場合は「雑菌が入った(増殖した)」という事を疑う必要があるそうです。⇒参考:カスピ海ヨーグルト研究会
後日談:
ちょっと古いヨーグルトを使って自作した時は、食べた瞬間「うえ、苦っ〜!!」ってシロモノが出来上がりました。ヨーグルトの自作は「菌の増殖」なので、あたりまえだけど雑菌厳禁!ですね。
大本命のLG-21に挑戦
胃がんとピロリ菌は密接に関係しているといわれています。そんなピロリ菌を減少させてくれる正義のヒーロー「LG−21」。
LG-21ヨーグルトを継続的に食べ続ければピロリ菌が減少するって話なので「明治プロビオヨーグルト LG21」から自作ヨーグルトを作ればコスト面で嬉しいです。
毎度おなじみ「タカナシ 北海道さわやか牛乳 ← これが一番安い」でヨーグルティアにセット。じゃーん、上手にできました!(成分調整の牛乳だから少しユルいけど。)
しかし、、、
固まったけど、肝心のLG21は増殖できないかも
ヨーグルトは出来たけど、LG21乳酸菌は増殖されているのか?と思って調べてみると、
プロビオヨーグルトLG21には、他の乳酸菌が含まれていますので、ヨーグルトを作ることはできます。ただし、LG21乳酸菌は、空気(酸素)に弱いため培養が難しく、一般家庭では同じヨーグルトを作ることはできません。 ⇒参考:明治Q&A お客様のご質問にお答えします
R-1の回答では「同等量はできません」となっているが、LG21は「できません」と言い切ってますね。ということで、LG21ヨーグルトは自作してもLG21の効果は期待できないみたいです。
大失敗!おなかへGG!は固まらない…
最後は失敗例。「タカナシ おなかへGG!」を増殖しようと思って作りました。
しかーし!大失敗。。全然固まらない。。既に5回目くらいなので、超余裕だぜと思って作ったのですが全然固まらずに涙目。。。
7時間経ってもズルズルの状態、10時間経ってもズルズルで固まる気配なし。もう失敗だと諦めて、1リットルの固まらないヨーグルトを捨てました。捨てる時の喪失感は本当にハンパないっす。(奮発して”おいしい牛乳”で作ったのに!!)
ゼラチン・寒天が入ってると固まらない
調べてみると、種ヨーグルトにゼラチンや寒天が入っていると固まらない(固まりにくい)らしいです。種菌にするヨーグルトを買う時は、ちゃんと成分を確認しないといけませんね。
⇒参考:タニカさんのHP
⇒タニカブログでは成功例がわかりやすく書いてあります。
まとめ
ヨーグルトを作るのは楽なのか?
正直言います。「作るのは楽しい!」でも「材料を買ってくるのが面倒くさ!」です。
牛乳1本・ヨーグルト1個が必要なので、その都度スーパーに行って買ってくる必要があるんです。あたりまえだけど…。
最初は、「今回は、どの牛乳とヨーグルトの組み合わせにしてやろうか!」とワクワクしてたが、ひと通り作っちゃうと「材料買いに行くの面倒くさいな…」になりがちです。
しかーし!材料さえ手元にあれば、作るのはチョー簡単。待ち時間(発酵時間)は7時間と長いけど、寝る前にセットしておけば全然OK。なので、買い物によく行く人、会社帰りにコンビニにちょっと立ち寄れる人は、ヨーグルトの自作はかなり楽しいと思います。
ちなみに、我が家の使用頻度は「週1回」です。
結局R-1がおすすめ
色々と試して作ったけど、現状は「meijiヨーグルト R-1」を種菌として作っています。作りやすいし、R-1菌もある程度はできるみたいなので、何か得した気がしてます。
合わせる牛乳は製品を色々と変えて作っています。牛乳によってコクがあったり、あっさりしてたり、ザラザラしちゃったり…と色々あるので、自分のベストマッチな組み合わせを探してみてはいかがでしょうか。
ヨーグルティアが1台あると便利ですよ↓