就職活動は準備が大切!元採用担当がオススメする就活ポイント

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新卒採用、中途採用の面接担当をしてきた私が、多くの採用面接の中で一番大切だな〜と思ったことは「就職活動する前の準備」です。

就職活動は「いきなりうまく出来る」というより、「何回も試行錯誤してうまく出来る」というモノ。
この「うまく出来る」というのは、
『自分のこと、自分がやりたい事、やりたい世界のことがハッキリ見えてくる』
と言い換えることができます。

何回も試行錯誤するのは、コストの無駄遣い。(自分はもちろん、相手企業にとっても…ですね。)

そこで、就活をする際には事前にしっかり準備して自分を知っておくと、効率的に就活が行えます。

なぜその仕事がしたいのか?の理由を明確に

就職活動は、志望する「企業」や「業種」「職種」など、様々な理由で絞り込みを行います。そのため、動機や志望理由は色々ありますが、大切なのは「なぜその仕事がしたいのか?」を明確にしておくことです。

単に「御社に入社したいんです!」とアピールしても、採用する側は「ウチにきて”何がしたいの?”」と考えます。

まずは「したい仕事(職種)」に対する熱い想いを、自分の中で整理しておくと、志望理由に厚みが出ますし、自分にとっても「本当にこの仕事でいいのか?」を客観的に見直すきっかけになります。

今まで何をしてきたか(スキル)を整理する

中途採用の場合は、当然「その人のスキル」が重要になります。

自分には何ができるのか?をしっかり棚卸ししておきましょう。
その時のポイントは、

  • 技術名(技術要素)
  • それを使った経験年数
  • 実際に行ったプロジェクト
  • プロジェクト内の担当箇所

を明確にしておくことです。

会社によって、技術レベルの判断基準は違います。以前の会社では「上級スキル」と扱われていたことも、会社が変われば「中級くらいのこと」だったりします。業種や担当フェーズの違いによっても、レベル感が違います。
場合によっては、自分の得意な技術へのニーズが少ないことも考えられます。

そのため、面接企業のレベル感で判断できるように、なるべく「論理的」にまとめておくと効率がよいです。

担当箇所(何をやったか)が重要

面接の際、「何のプロジェクトに関わったか」を思いっきりアピールする方がいますが、これはあまり意味がありません。
重要なのは、そのプロジェクトで「どこを担当して、何をしたのか?」ということです。
プロジェクト全体の話をされても、その人のスキルを深く判断することはできません。むしろ「それはどーでもいいから、どこをやったのか話して!」となります。

仕事に対する姿勢も大切

「技術のこと」も大切ですが、「仕事に対する姿勢」もかなり重要です。

やはり、社員として迎え入れるからには「長く働いてもらいたい」と考えます。人事としては採用コストがかかっているため、すぐに辞められると困るのです。
そのため、

  • この人は長く働いてくれるだろうか?
  • 会社に馴染める(風土に合っている)だろうか
  • 仕事のやり方、人付き合いは会社のスタイルに合っているだろうか

という観点からも、人を判断します。

同じアウトプットをした場合でも、アウトプットまでのプロセスや仕事に対する取り組み方、考え方によって、組織(チーム)への影響度・貢献度が変わってきます。
採用する側としては、会社(組織・チーム)全体に対して「よい影響を与える人材」が欲しいのは当然の事です。

「成果を出してるから、プロセスには口出しされたくない」という考えは、あまり受け入れられません。多くの企業は「組織」で仕事をしているので、やはり組織的な行動がとれる人材の方が良いと考えるでしょう。(企業風土・業種にもよります)

採用面接では「どんな仕事のスタイルなのか?」を、採用担当に聞いてみるとお互いのミスマッチが防げます。

まとめ

転職活動をする際は、しっかりと準備をすると効率的に就活が行えます。
「自分が何をしたいのか」「本当にこの職種がよいのか」の輪郭がハッキリする効果があり、さらに「自分にできること」「自分の今までのスキル」が明確になるメリットがあります。

自分を棚卸しするツールとしては、転職サイトへの登録がおすすめです。
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職務経歴書などの「棚卸し項目が用意されている」ので、これを活用しない手はありません。

自分のキャリアを考える中で、「何となくこんな事ができる、こんなことをしたい」と漠然と考えるより「自分にあるもの、ないもの、キャリアを積んでいきたいこと」にしっかりピントが合っていると、より充実した就活ができると思います。

今回ご紹介した内容は、私が採用担当として経験した「一つの意見」ですが、転職・就活のご参考になれば幸いです!