かれこれ、5年以上ウォーターサーバーを使っています。
今回、事情により「ウォーターサーバーの乗り換え」をする事になりました。
最初に契約した時は、違いも特徴もよくわからずに決定しちゃいましたが、今回は各メーカーの特徴や違いなどを理解して、我が家に最適なウォーターサーバーを契約しよう!と思います。
ウォーターサーバーを選ぶポイント
ウォーターサーバー選びで最初にぶち当たった壁は「会社も値段もたくさんあるし、特徴もよくわからない…」「ランキングサイトもイマイチ微妙…」という事でした。ホームページを見れば見るほど心が折れていく…。
しかし、ウォーターサーバーを5年使った経験を活かさなければ!
ということで、ウォーターサーバーを選ぶポイントは、以下の7点。
水の種類
水にも色々な分類があります。「天然水(ナチュラルミネラルウォーター)」と「RO水」を知っておけばOKです。
「天然水」は特定水源の原水から採取され、ミネラル成分が染み込んでいる水。
「RO水」は「RO膜というフィルターでろ過した水」で、限りなく不純物を除去されています。
ガッツリとろ過するため、ミネラル成分も一緒に取り除かれます。
そのため、ろ過した後にミネラル分を後から添加しているメーカーが多いです。
(比較的、RO水の方が安い傾向です。)
水の値段
値段は各ウォーターサーバーによって様々。
だいたい「500mlあたり」の比較用価格が記載されています。
…が! 1ヶ月で30L以上は消費するので数字に惑わされてはいけません。
宅配ボトルのタイプ(回収タイプ、使い捨てタイプ)
ボトルには「回収タイプ(ボトルを返さなきゃいけない)」ものと、「使い捨てタイプ(そのままゴミ箱へ)」の2種類があります。
回収タイプは空ボトルが邪魔でした(体験談)。
サーバーの機能
サーバーの機能はメーカー毎に個性がでます。
エコ機能、セルフクリーン機能など、省エネや衛生面への配慮に工夫されたサーバーがよいです。
不在時の再配達
不在時の対応は「宅配便と同様」の親切サービスじゃないとストレスになります。
最低注文ノルマ
意外と見逃しガチなのが、1回の注文単位です。
「ボトル2本から」の様なノルマがあります。
また「月に1回は注文してください」の様な利用規約があります。
解約の手数料
これも知っておくべき情報。
実は解約する時に「解約手数料」みたいなのがかかります。
「2年未満」での解約で手数料が発生することが多いです。必ずチェックしましょう。
人気のウォーターサーバー
まずは、今回比較した人気のウォーターサーバーのご紹介。
比較するメーカーは、価格.comのウォーターサーバー売れ筋ランキングを元にしています。
※2016/7/22現在のランキングです。
売れ筋1位:FRECIOUS (フレシャス)
バナジウムを含んだ天然水と、サーバーのデザインがとってもオシャレなウォーターサーバー。
サーバーがおしゃれだと「ウォーターサーバーを置いてます!」という圧迫感が無いのがポイント高いです。
乗り換えキャンペーンなどをやっていることがあるので、ホームページは要チェック。こちら↓
【関連】フレシャスの詳細はこちらにまとめています↓
フレシャスの特徴【水・サーバーの機能・解約条件など】
売れ筋2位:サントリー天然水ウォーターサーバー
あの「サントリー南アルプスの天然水」です。
普通にペットボトルで売っているので、ブランド力と信頼感が圧倒的ですね。コンビニでも買えるのでどんな味かもわかりやすい。
サーバーも「4段階に温度設定できる」機能がついていたり、箱ごとズボッと入れるので交換がラクだったりと、かゆい所に手が届いている感じです。
新規キャンペーンや乗り換えキャンペーンなどをやっていることがあるので、要チェックです。こちら↓
サントリー天然水ウォーターサーバー
【関連】サントリー天然水ウォーターサーバーの詳細はこちらにまとめています↓
サントリー天然水ウォーターサーバーの特徴【水・サーバーの機能・解約条件など】
売れ筋3位:コスモウォーター
バナジウム天然水、有機ゲルマニウム天然水などのラインナップに加え、RO水も扱っています。
さらにウォーターサーバーの機能に独自の工夫があって面白い。でも、サーバーのデザインは「いかにもウォーターサーバー!」って感じです。
こちらもキャンペーンをしている事があるので、検討している方はチェックするとよいです。Webサイトはこちら↓
【関連】コスモウォーターの詳細はこちらにまとめています↓
コスモウォーターの特徴【水・サーバーの機能・解約条件など】
機能や特徴を比較
では、機能や特徴をまとめてみます。
※料金や機能・特徴は2016/7/22現在の各社Webサイトの情報です。
水の種類
まずは「水」です。
フレシャス、サントリー天然水、コスモウォーターの3社とも「天然水(ナチュラルミネラルウォーター)」です。(コスモウォーターはRO水も取り扱っています。)
我が家では、今までRO水(しかも、ミネラル分を追加していないピュアウォーター)のウォーターサーバーを使っていましたが、味は文字通り超ピュア。
というか「ほぼ無し」でした。
今回は、水のウマさが欲しいかな〜ということで、天然水のウォーターサーバーを狙っています。
人気3社とも「天然水」なので問題なし!(硬度やph値などで微妙な味の違いはありそうですが…こればっかりは試飲しないとわかりませんね。)
水の値段
では、値段の違いを比べてみます。
- フレシャス:500mLあたり【約81円〜83円】
- サントリー天然水:500mLあたり【約80円】
- コスモウォーター:500mLあたり【約79円〜86円】
500mlあたりで見ると、微妙な違いです。
しかーし!通年で見ると結構変わってくる。
意外と大きい「わずか数円」の差
今まで使っていたウォーターサーバーでは、1ヶ月にだいたい36Lを消費していました。(夫婦+子供2人の計4人構成。ほぼ飲水のみで使用。)
ということで、上記の「500mlあたり」を「“ひと月に36L” で “1年あたり”」にすると、ザックリとこんな感じ↓
- フレシャス:年間【約69,984円〜71,712円】
- サントリー天然水:年間【約69,120円】
- コスモウォーター:年間【約68,256円〜74,304円】
各社の「一番安い水」同士で比較すると、コスモウォーターが一番安い。
- コスモウォーター:約68,256円
- サントリー天然水:約69,120円(対コスモウォーター: +864円)
- フレシャス:69,984円(対コスモウォーター: +1,728円)
うーん、500mlあたり「1円違うだけ」でも、36L/月で12ヶ月だと「864円の違い」になってくる。
積み重なると結構でかい。。これにサーバーの電気代がかかると思うと…頑張って働かなきゃ…。
宅配ボトルのタイプ(回収タイプ、使い捨てタイプ)
フレシャス、サントリー天然水、コスモウォーターの3社とも「使い捨て」のタイプ。
給水ごとにタンクが萎むので、外気が入りくい。(それだけ衛生的)
使い終わったらゴミ箱へポイ。やっぱこの方式が楽チンです。
ウォーターサーバーによって、メーカーが回収するタイプもあります。
メーカーにボトルを返さなきゃいけないというスタイルです。
その場合、ボトルは硬い素材が多いです。(使うたびに萎んでいかないやつです。)
回収タイプは、使い終わったボトルで場所を取るので、ちょっと邪魔になります。
追記:実際につかってみた感想(2016/11/25)
使い捨てタイプは、確かに小さくなります。
が、容器タンクが柔らかい(薄い)ので「持ちにくい!」というデメリットがあります。あと、タンクを潰しながら給水する機構上、タンクがバキバキ潰れる音に最初はビビります。
ボトルのサイズ
ボトルの容量で比較するとこんな感じ↓
- フレシャス:7.2L
- サントリー天然水:7.8L
- コスモウォーター:12L
コスモウォーターは下置きタンクの仕組みなので、1タンクが12Lと多めです。
どのメーカーも、ラクに水が交換できる様な工夫がされています。
交換頻度の低さを考えると、コスモウォーターの12Lが少しポイント高いかも。
サーバーの機能
各社で工夫しているのが、サーバーの機能。
一般的な機能として、以下の点は各社共通で同じような機能を持っています。
- エコ機能
- 自動クリーニング(セルフクリーン)機能
その中で、エコ機能の使い勝手が微妙に違います。
- フレシャス
光センサーで「自動で」エコモード。手動ではエコモードにできない。
常にエコモードにしておくことはできない。
(最上位機種の「dewo(デュオ)」サーバーは、手動でエコモードにできる。) - サントリー天然水
エコモード(弱温モード/弱冷モード)は「手動」で発動。
常にエコモードにしておくことができる。 - コスモウォーター
エコモードは「手動」で発動。でもエコモードは一定時間だけ。
常にエコモードにしておくことはできない。
常にエコ状態にできるサントリー天然水のサーバーは魅力的。
コスモウォーターは、手動のみなので「寝る前」や「出かける前」にエコボタンを押す習慣をつけないといけません。(旅行に行ってる時はダメじゃん!)
フレシャスは自動でエコモードが発動する。これはすごい!
これで手動でも発動できたら完璧なのにな〜。
⇒最上位機種「dewo」サーバーなら手動でエコ発令が可能!…なのですが、月に2箱(57.6L)注文しないと月額500円のサーバーレンタル料がかかるのです…。
我が家の使い方を考えると、サントリー天然水のサーバーがポイント高いかも。
あとは、デザインか…。
デザインを比較
まずはフレシャス。画像はフレシャスWebサイトより。
次にサントリー天然水。画像はサントリー天然水のWebサイトより。
最後はコスモウォーター。画像はコスモウォーターWebサイトより。
定期メンテナンス・定期交換
3社とも、サービスマンが行う定期メンテナンスや、サーバー自体の定期交換はありません。
ボトルやサーバー本体がクリーンな状態を保つ機能を持っているってことですね。
不在時の再配達
ここは違いが無いでしょう。
どこも、ちゃんと宅急便みたいに再配達してくれるので安心です。
最低注文ノルマ
1回で注文する最低量はこんな感じ↓
- フレシャス:1回につき一箱単位(7.2Lが4パック = 28.8L)
- サントリー天然水:1回につき3箱(7.8Lが3パック = 23.4L)
- コスモウォーター:1回につき12Lボトルを2本(24L)
どこも、無理のない量が最低ラインになっています。
でも、フレシャスの「dewo」サーバーの場合、月に2箱(57.6L)注文しないと月額500円のサーバーレンタル料がかかるので要チェックです。
解約の手数料
フレシャス:
最低利用期間は2年間。2年以上使っていれば、解約の手数料は無し。
契約後、または、サーバーを交換して「2年未満」で解約した場合に、サーバー引取手数料として税込9,720円が発生。
サントリー天然水:
基本的に、1年毎に自動更新。「更新月」に解約した場合は、特に手数料は無し。
更新月ではない場合、
- 1年未満の場合は、中途解約手数料として7,560円(税込み)
- 1年以上〜2年未満の場合は、中途解約手数料として3,240円(税込み)
2年間使っていれば、解約の手数料はなし。
コスモウォーター:
最低利用期間は2年間。「今使っているサーバー」の最低利用期間がポイント。2年以上使っていれば、解約の手数料は無し。
サーバーの利用開始から「2年未満」で解約した場合、サーバー引取手数料として税込9,720円が発生。(サーバーの機種によって金額が異なる)
基本的にはどこも「2年間の縛り」がある感じ。
サントリー天然水は、更新月を間違えなければ1年で無料解約が可能。
まとめ
どのウォーターサーバーも、一長一短で甲乙つけがたい…。というのが正直な感想。
自分のライフスタイル(飲水のみ、料理でも使う..など)によっても、最適なウォーターサーバーが違うと思います。
ちなみに、我が家は…
- 夫婦2人+子供2人の4人家族
- 飲料のみ
- 子供がいるので、夏場は麦茶をウォーターサーバーの水で作る
- 冬はあまり使わない(紅茶やインスタントコーヒーくらい)
- カップラーメンもあまり食べない
- 子供がカップ焼きそばをウォーターサーバーのお湯で使ってるのを見て激怒!
- 夕食を手抜きする時は、ウォーターサーバーのお湯で「お茶漬け」
- 共働きなので昼間は人がいない(子供も部活や塾で遅い)
- 水の味にコダワリは無い
- 今まで使っていたウォーターサーバの実績では、「月に36L」くらい消費
というスタイルです。
そんな我が家が、乗り換えたウォーターサーバーは、コスモウォーター
です。
コスモウォーターを選んだ理由
サーバーの電気代を考えると、手動でエコモードにしたい!
コスモウォーターのサーバーは、手動エコ発令ボタンがあります。
ただ、一定時間しかエコ発動しないのでちょっと悩みましたが、そこは運用でカバーすることにしました。
あと、水が3種類(値段も松.竹.梅)あるので、今回はちょっと違う水にしてみようかな〜という冒険ができるかな?と思いました。
サントリー天然水は、サーバーはすごくマッチするのですが、水が1種類だけなのが残念。
フレシャスでも良かったのですが、ちょっと水の単価が高いのと、フレシャスにするならサーバーは最上位の「dewo」しか嫌だな〜と考えると、ちょっと我が家の使い方やコスト面で候補から外れました。
あと、コスモウォーターの最後の決め手はたまたまキャンペーンをやっていたことです。
検討している時に、運良く魅力的なキャンペーンやっていた…という、見事に策略にハマった感じです。
まあ、最終的には「得した感・納得感」が重要かな…ということで、コスモウォーターに決定!